皆川学習会

函館から本物の「教育革命」を実現します。

2020年 大学入試制度改革

2020年(新高2生)からセンター試験が「共通テスト」に変わり、数学・国語に記述式が導入され、英語もマーク式と民間の検定試験の並立選択制(2024年まで)でレベルの上がるリスニングや表現力(英作文)対応が必要となってきます。2024年(新中1生)からは社会・理科にも記述式が導入され全面実施が文科省の方針となっています。

この問題の本質はアジア諸国の急速な経済発展が大学教育の大きなレベルアップを実現させ、日本の大学を凌駕しつつある現状に対する危機感にあります。この危機感が大学入試制度の大改革の原点となっています。

全教科を通して「問題解決への思考力」が試される大学入試制度に変わり、新高1生はもちろん、中学生の学習内容も大きく変化し、高校入試も2019年から試行的に次々と「考える力」「思考力」を重視する流れに移行していくと思われます。

求められているのは、与えられた情報や条件を分析し、既存の法則や理論を用い、問題解決のプロセスをいかに正しく表現するかという総合的な思考能力の養成です。

小学生時代から、全科目で「考える学習」を強力にすすめ、中学生では高校入試の裁量問題(英・数・国)と理科の思考問題を重点的に強化し、「本物の思考力」の養成を実現することが必要となる時代をむかえています。