皆川学習会
函館から本物の「教育革命」を実現します。
最低ランクの国立大学でも、現役なら中部高で上位6割前後。市立函館高では3割台となっています。弘前大学のような中堅国立大学以上では、それぞれ上位5割前後、上位2割以内と考えておくのが妥当でしょう。函館の私立進学高でも中部高と同様の流れになっています。
問題の本質は、年々増加する基礎学力の不充分な新入生への対応にエネルギーを取られる高校の問題でもなければ、上から下まで等しく対応しなければならない公立中学の問題でもありません。
第1に受験指導を中心とする進学塾の「合格さえすればそれでOK」という低いレベルでの競争が常態化していることにあります。
第2に地域社会のきびしい経済状況を起因とする大都市圏の予備校で再起をはかることが難しい現状があります。
札幌の公立上位4校の生徒は自動的に授業料の大幅な割引で自宅から予備校を利用できます。地方からなら生活費も含め、1ケタちがう費用がかかってしまいます。函館では「図書館浪人」となってしまいます。
合格者平均点で札幌月寒高と同程度の中部高の占有率でいくら競争しても問題の解決にはなりません。それよりも「合格することは当然」であって、中学時代に中部高上位4割以内(道コンSS62)・市立函館高上位3割台(教育大レベル)の学力を実現させ、進学高に生徒を送る必要があります。これが今緊急に求められる進学塾の社会的責任です。